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気になっていた鰻屋、その名も「埼玉屋」






赤羽駅北口から東側の商店街に、「埼玉屋」と言う鰻屋。非常に寂れた(失礼、昭和を感じさせる)店舗。何か郷愁を誘う雰囲気がある。しかし、しかし贅沢を言えば、当たり外れも多いタイプの店構え、ランチもやっていないので今まで入る機会が無かった。






最近、土曜・日曜に営業が無くなったもう一つの庶民性のある鰻屋に向かったが、やはり休業。以前は店頭でモクモクと煙を出していた店舗。どうしようと思い歩いていれば、思いついた。角の鰻屋。うかがえば営業していた。





一瞬考えた妻の背中を押して入店。中は想像通りの店構え。昔懐かしい感じ。不思議に落ち着く。メニューには、天丼などの文字もあるが、鰻を主体とする物のみ。鰻で勝負している事が解る。うな重を上・並みを頼む。









今日は暑い。ビールを注文すれば、鰻重の香の物を先に出してくれる。これで十分な当てとなる。素朴な浅漬けが美味しい。新香も300円。追加しようと思っていたら「鰻重」が出された。上と並の差は、400円。具体的な外観は大きさのみ。重箱が一回り大きい。






まず解るのは照りが全くない鰻。通常鰻にはある程度照りが出ている物であるが、ほとんど無い。さらっとしたタレで仕上げられている。とは言っても甘さがないわけではない。鰻の風儀が残された仕上がり、良い意味での鰻臭さが残っている。




ご飯は国産・鰻は三河鰻咲と言うのを使っているらしい。ややばさばさ韓のある鰻。脂ののりを楽しみたい方には物足りないであろうが、私には十分。何より恒例の女将が東京人らしい切れの良い言葉遣いが楽しい。なにかのんびり出来る店でした。






by tatuko00 | 2011-05-13 07:36 | うなぎ | Trackback | Comments(0)
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