体調不調がこのところ続く、たまには栄養をつけるべく、鰻屋を探す。浦和は鰻の街。町中にも「うなちゃん」の石像が多くある。当然加盟店にも石像が置かれている。最近、「食べログ」が話題にあがるが、そのサイトで埼玉・浦和ではトップに最近なっているのが「むさし乃」。伺ってみた。
確か忘れてしまうこと以前に行ったことがある庶民的な店。古の記憶を頼りに旧商店街を進む。それらしい店舗が無い。新しいビルが建ちその路地のような入り口に看板「むさし乃」があった。聞けば、昨年夏に移転したらしい。
以前は通りに面した独立した店舗というのが私の印象。店も何かコンパクトになったような気がする。カウンター6席、上がりがまち12席程度のテンポ。厨房も小さい。代替わりもしたのであろう。若旦那らしいご夫妻が切り盛りしていた。
仕事は丁寧、客の注文を受けてから仕事をまとめていた。カウンターでは常連客らしい客が「白焼き」を注文。予約で後から来た客は「特上のうな重」を頼んでいた。しろやきは、焼き加減が強い、蒲焼きのような色合い。特上はかなりの量。鰻もかなりのっていた。
我々は「並(松)2400円」「上2950円」を頼む。価格高騰のため、ランクは3種。それぞれもある程度高くなっていた。まずはビールを頼みのどを潤す。ほどよいにおいがつまみ。特にお通しなどという物も出ないので煩わしくはない。その後日本酒(1合700円・吉野川)に変える。
やはり30分弱かかる。不思議に鰻屋はまた釣れるほうがありがたい。すぐ出される鰻でおいしい物に出会ったことがない。期待をして待つ。丁度良い頃合いで出された。正直言って2種の鰻はやや寮の違いがある程度、あまり変化は無い、交換してみたが、味も同様。
そのあたりは堂でも良い。味は上々。炭焼きらしい香りも十分に出されていた。仕事の丁寧なのであろう、鰻全体を丁寧に均一に焼かれていた。たれもなかなかおいしい、ご飯は少なめ。鰻とのバランスも良い。
漬け物もほどよい浅漬け。おいしい。肝吸いも生きの良い肝が入っている。味もおいしい。たれの具合も甘からず辛からず。丁度良かった。お茶もおいしい物を提供してくれる。情報通りの新店舗
気持ちも良い店でした。