気にはなっていたが仲仲入る機会をうしている店は多い。理由は①高そう②入りにくい③客が入っていない等様々であるが、この店は①②。今日は懐具合と時間もあるので思い切ってみた。1階はカウンター中心の8席程度の店。常連客3名(男2・女1)が横柄な感じて呑んでいる。
そうなればこのあたりの定番。店主も横柄(腹がたつほどではない)。客とゴルフの話で熱中。私にはついでに対応してくれる。これは逆に私にとってはありがたいが・・・。店には魚拓が天井・壁に張られている。メニューはあるが全て価格は無い。やはり・・・・、と思っても遅い。
ビールを頼めば中瓶。あてがいの突き出しはエンガワであろうか。酢の物3切れ(たぶん400円程度取られたのであろう)。まずくはないが、一気にテンションが下がってくる。こうなればやけくそ。「磯料理」とうたっているので、刺身を考える。珍しく「こはだ(私の好物)」があるのでそれを頼む。
さばいた雰囲気は無いので、あらかじめ作られたものであろうコハダが、皿に盛られてきた。鮮度は悪くないが、酢じめを期待していただけに残念。大切にいただく。やや柔らかいがおいしい。店内をキョロキョロしているとオカメの熊手が掲げられていたのにも気がつく。
焼き物も、海鮮が充実している。「うなぎ」等と言うものがあったので、ついつい頼んでしまう。これまた、まかれた鰻を想像していれば、小さな切り身が3切れ。味が醤油でつけられたようなもの。蒲焼きの風味は無い。肉厚も薄い。ぱさぱさもしている。これはいまいち。
鰻の味が濃かったので日本酒を頼めば、自動お燗機から不思議なおちょこに入れられ出される。一代という酒らしいが悪くは無い。正味して終演となる。会計は3150円。ある程度は予測していたが高い。しからば、刺身は800円。鰻は900円と言うことなのかもしれない。
狙い続けて1年・・・横浜 『角一』