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久喜郊外のうなぎ屋「鰻仁」


久喜からだいぶ離れた県道脇に、看板だけはでている。その細い道を何度かトライしたが、行き当たらなかったこと2回。今日はインターネットで住所地図検索をした上で望んだ。路地に入ってみれば、水路脇の砂利道に当たる。再度挑戦。今度は横向きに店がある・入り口発見。車を止める。

大きな駐車場には、店の人らしい親子の姿。知り合いを見送っているようである。私どもを発見し、料理人らしい人が店に戻り準備を開始、店は意外(しつれい)と立派。店のど真ん中に大きな舞台上の上がり框。ケヤキの柱で大きな屋根までかかっている。


家族経営らしい。時々子供や奥さんらしい平然と店を出入りする。その上がり框でテレビが見やすいところに座布団が準備され案内される。同然注文は「鰻重」。並1500円、上1800円の2種。確かめてみようという気持ちがわいた。



広々とした場所でのんびりと準備してくれたテレビをみながら、サービスの「うなぎボーン」を食べながら待つ。時々、店の用事ではなさそうな若奥さんが、テレビの前を横切る。建物自体はさほど古くないうちにリニューアルしているのかもしれない。以前は、鮨などもやっていたのかもしれない鮨カウンターが、現在はお茶のサービスカウンターになっていた。


厨房をみていると、仕事具合が見える。当然鰻は、注文を受けてからさばき始めていた。日曜日の12時を少し回ったばかりであるが、他の客は来る気配はない。調理の男性は、手際よく動いている。炭をたたく音(高温でなかなか良い炭を使っている模様)も聞こえる。年杯の女性(たぶんお母さん)は、付けもの等の準備をしている。


30分弱の待ち時間で、提供される。おいしそうな肝吸い・漬け物・重箱のセット。時間がかかってと恐縮するが、この程度はうなぎ屋では当たり前、少しもきにならない。玉手箱を開ければ、なかなか立派な鰻(重箱いっぱいに入っている「上」)。妻が頼んだ並は、やや小降り。しかし、焼き具合は、遜色はない。

味はやや甘めのタレで仕上がっている。ご飯はやや温め。私の方はややタレがかかりすぎだったような気がする。鰻は、できたてで香ばしい。何度か蒸しも確りしているせいで、油もほどよくなじんでいる。この場所でこれだけの物がいただけるのがありがたい。漬け物は、数種の物を気前よく盛りつけた物が出される。おいしい。

半分ほど食べ終えたあたりで、調理を終えたご主人が、近くに座り話し出す。花談義から始まり、聞き答えていると、エンドレスの雰囲気。お腹がみたったところで店をでる。

「店からの案内」 http://www.citydo.com/prf/saitama/guide/sg/250002933.html
当店では、厳選した素材を生かし調理をしておりますので川魚独特の臭みは、ありません。どうぞ安心してお召しあがれます。◎店主からのおすすめ◎鰻重 鯉の洗い 和鯰の刺身又天ぷら どぜう唐あげ 又鰻重は、1500円からきも吸い、香の物付です。(おかげ様で十周年)みな様のご来店心よりお待ち申しあげます。
by tatuko00 | 2008-09-28 15:03 | ランチ | Trackback | Comments(0)
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